快眠コンソーシアム
加盟企業にインタビュー
睡眠に対する取り組み 〜イワタ編〜
「何故、企業として睡眠に関わることになったのか」。快眠コンソーシアムに参加している企業に伺ってみました。第3回目は、高品質な天然素材を使った羽ぶとんで定評のあるイワタさんです。
株式会社イワタ
株式会社イワタ


1830年 
初代 岩田市兵衛が京都三条に蒲団店を創業
1963年 
羽ぶとんの専業メーカーとして(株)イワタを
     設立
1964年 
日本で初めて羽毛専用生地「ダウンプルーフ」
     を開発
代表取締役社長  岩田有史さん
今回お話を伺った方 
代表取締役社長 
岩田有史さん

羽毛のパイオニアとして成長したイワタ
羽毛のパイオニアとして成長したイワタ   「当社が羽毛に取り組んだのは、先々代がヨーロッパで羽ぶとんが使われているのを知り“綿の次は、羽毛かもしれない”と思いついたのが始まりです。先々代は大正時代から羽毛を研究し始めた、いわば日本での羽毛ふとんのパイオニア的存在ですが、当時は羽毛を洗浄する技術が不十分で、残念ながら量産化することはできませんでした」

 大正時代は網棚に羽毛を薄く広げ、1年近くも自然乾燥させてニオイをとり、和紙で羽毛を覆ってから絹の生地を縫製するなどしていたため、1年に数十枚しか作ることができなかったそうです。

「そのため、当時の羽ぶとんはとても高価なものでした。イワタは設立当初より、品質を高めるための技術開発につとめ、昭和39年に紡績会社と共同で、日本初の羽毛専用生地「ダウンプルーフ」の開発に成功しました。昭和40年代以降は台湾から羽毛を輸入することになり、台湾の羽毛産業に対して技術開発も積極的に援助しました。羽毛の精製技術が向上したお陰で、一般の人でも手の届く価格になりました。台湾での羽毛産業に対するイワタの功績が認められ、平成9年に岩田卓三会長には『栄誉貢献奨』が授与されています」
 
布団を売る企業から眠りを売る企業へ
 イワタは、羽毛に付いている不純物を除去する、イオゾンといった独自技術を開発。50もの国際特許・実用新案を取得し、業界では唯一の羽毛研究所も保有しています。さらにISO9001の認証も取得し、家庭で洗える羽ぶとんを開発するなど、羽毛布団のパイオニア企業として成長しました。昭和62年以降は繊維のイオン化加工技術を活かしてキャメル、ジャコウ牛、ヤクなど獣毛の敷寝具を開発しました。
 
「それまでの羽毛布団は洗えないうえに陰干ししかできないのが一般的だったので、洗える羽ぶとんは業界では画期的でした。“布団は中身が見えない。だからこそ、中身にこだわれ”という先々代の言葉を守り、ひたすら高品質な羽ぶとん開発に力を注いできました。しかし、私が商品開発の担当を引き受けたとき、羽ぶとん開発の道筋はほぼ完成していたため、私には何ができるのか、それが長年の課題になっていました。」

 そんなとき、女子社員の言葉から、布団については知っていても、肝心な睡眠について知らないことに気づき、睡眠科学について研究を始めることにしたそうです。

「それが今から18年ぐらい前。寝具業界といえば、寝具素材に対する関心は高い一方、眠りについての認識は浅いのが普通でした。それではダメだと感じ、勉強することにしたのですが、当時は睡眠知識を持っている人がまだ少なく、睡眠科学を学ぶ手がかりさえなかなか見つかりませんでした。」

 岩田社長はそんな環境の中でも地道に勉強を進め、1995年には寝具店を対象に「睡眠環境アドバイザー」制度を開始し、睡眠に関する教育を開始。すでに180名ものアドバイザーを育てています。今では睡眠学会にも積極的に参加し、2003年には快眠コンソーシアム設立メンバーとなり、科学的に睡眠を考える企業として歩み始めています。

  布団を売る企業から眠りを売る企業へ
寝具御誂専門店IWATA
(http://iwatashop.jp/)
スリープケアショップ 苦楽園店
 

IWATAではベッド派、畳派を問わず、寝ごこちの体験ができます。ベッドの上のマットレスや枕をフィッティングできるのはもちろん、畳の上でも同様に敷き布団や枕のフィッティングを実現。睡眠改善インストラクター、睡眠環境アドバイザーが寝具選びをお手伝いするほか、寝室環境や生活習慣の改善に関する助言や提案も行います。
お試しができる枕の数は数十種類。その他、羽毛の掛け布団、ラクダ毛の敷き布団、麻のパッドなども自由にお試しができます。ベッド派は天然毛を積層構造したベッドマットレスや、天然木の無垢材を用いたベッドなどのお試しも可能です。


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