快眠コンソーシアム
眠りについて知ろう
No.17 若い世代も睡眠不足

 下記は、「No.16 40代女性がもっとも睡眠不足」でも使用した、2005年NHK放送文化研究所・国民生活時間調査の結果ですが、この表をよく見ると、まだまだいろいろなことがわかってきます。

睡眠時間(男女年層別・職業別 全員平均時間)

 今回注目して欲しいのは10代の睡眠。平日7時間53分(男)の睡眠時間を見て、みなさんはどう思われたでしょうか。十分な時間眠っている? それとも足りない? 受験があるから短くても仕方ない……いろいろ意見はあるかと思いますが、「足りない」と見るべきでしょう。アメリカのNational Sleep Foundationが2006年に発表したデータでは、6歳〜12歳では10〜11時間、11歳〜17歳でも8.5〜9.25時間の睡眠が必要だと提言しています。

必要と考えられている年齢別の睡眠時間
年齢
必要な睡眠時間
新生児(1〜2ヶ月) 10.5〜18時間(1日)
乳児(3〜11ヶ月) 9〜12時間(夜間)
+1〜4回の30分〜2時間の昼寝
幼児(1〜3歳) 12〜14時間
学童前期(3〜5歳) 11〜13時間
学童期(6〜12歳) 10〜11時間
ティーンエイジャー(11〜17歳) 8.5〜9.25時間
成人 7〜9時間
高齢者 7〜9時間
出展:National Sleep Foundation in USA,2006
資料提供:白川修一郎

 NHK放送文化研究所では10〜19歳が対象なので、10歳未満の子どもたちの睡眠時間は含まれていませんが、10歳未満の子どもたちの睡眠時間も日本では、短くなっていることがいろいろな調査からわかっています。上記の表を見るとわかるように、成長過程にある子どもたちの睡眠は成人より長い時間が必要で、1〜3歳は12〜14時間、3歳〜5歳は11〜13時間となっています。みなさんの周囲のお子さんはこれくらい眠っているでしょうか?

 2006年11月16日に行なわれた「第1回ねむりフォーラム」の白川先生の講演でもお話があったように、必要な睡眠より2時間足りない状態が続くと、それは、脳がほろ酔い状態で生活しているのと同じこと。子どもたちの心身の正常な発達を促し、持っている能力をきちんと発揮させるためには、十分に寝かせてあげることが必要です。

 最近、居酒屋や深夜営業のお店で子どもを連れた家族を見かけることがありますが、子どもの眠りは大人の責任です。子どもは大人とは違うということを頭において、早寝早起きを基本にした規則正しい生活を習慣にし、十分に眠らせてあげましょう。

文章:睡眠改善インストラクター 竹内由美
監修:国立精神神経センター・精神保健研究所 医学博士 白川修一郎先生
 
 
加盟企業一覧
Copyright (C)2006 Kaimin Consortium ALL rights reserved