さらに、地球(太陽)の動きを無視した生活をしていると、昼夜逆転状態になることがあります。こうなると睡眠・覚醒リズムと、体温のリズムや内分泌のリズムの間のズレが大きくなり、体調を崩す原因になってしまいます。
通常、深部体温(内臓の体温)は目覚めの少し前から上がり、午後から夕方に最高となり、夜に向けて下がり始め、夜中にもっとも低くなるというリズムを刻んでいます。不思議なことに、人は、深部体温が低くなると眠りやすくなり、高くなると眠りにくくなる性質があるため、地球時間に合った生活をしていれば、朝は自然に目覚め、夜は自然に眠りやすくなります。しかし、昼夜逆転では、体温の変化と睡眠・覚醒リズムがズレてしまい、寝たい時間に体温が高くて眠りにくい、起きたい時間には体温がまだ低くて起きられないという現象が起きてしまうほか、ホルモン分泌や自律神経にも影響が出ることが。その結果、眠りの質が低下し、疲れがとれなくなるだけでなく、血圧や代謝などの働きも乱れてしまいます。集中力や意欲まで減退し、活動量も低下するといった悪循環を生むことになります。
朝起きれないのは低血圧のせいという人がいますが、実は夜更かしや、生体リズムの乱れが原因になっていることが少なくありません。
睡眠時間を確保することも大切ですが、夜更かしを止め、規則正しい生活を送ることも大切です。起床時間、就寝時間が2時間ズレれば、生体時計は乱れてしまうといわれています。私たちが感じている以上に、朝は明るく、夜は暗くという生活をすることは健康を保つ重要なカギに。眠りの質を高めたい。健康を保ちたいという方は、自分の生活を一度見直してみてはいかがでしょうか。 |