睡眠に関わる話題の商品について(2) ~イワタ編~
株式会社イワタ
今回お話を伺った方
スリープケアショップ 苦楽園店
睡眠改善インストラクター
小路雅代さん
夏の眠りにはムレにくい麻パッドを
「そろそろ夏用寝具に交換する季節ですが、掛け布団だけを薄いものに替えるという方が多いようです。でも、より快適に眠るためには敷き布団も通気性のいいものにするのがオススメです」
私たち人は、睡眠中に約コップ1杯の汗をかくといわれ、その約7割が敷き布団に吸収されるといいます。
「実は、背中の湿気やムレが寝苦しさの大きな原因。そのため、敷き布団がムレやすいものだと快適には眠れません。熱帯夜でも気持ちよく眠るには、通気性、吸湿&放湿性に優れた本麻を使ったパッドがオススメです」
麻は羊毛、ポリエステル、綿のいずれよりも熱伝導率が高いため、熱がこもりにくく、ひんやりサラッとしているのが特長です。そのため、エアコンのなかった昔から夏用素材として使われてきました。その麻をふんだんに使っているのがイワタの本麻パッドです。
本麻パッドでいつでも快適
「麻というとゴワゴワしたイメージがありますが、イワタの本麻パッドは、イオゾンデルタという特殊加工が施されているため、肌触りがとてもなめらか。表面をシワ加工して凹凸をつけているため背中との密着面が少なく、より通気性が良いのも特長です」
中身にもギュッと圧縮した麻わたが使われているため、心地良い固さがあり、ちょっとしたお昼寝なら、これ1枚でも快適に眠れます。
「中身の麻わたは麻を何重にも重ね、ニードルパンチで圧縮したものを採用しています。そのため、ほどよい弾力があるのに型崩れしにくく、ムレにくい構造になっています。夜眠るときには、敷き布団の上に麻パッドを敷いていただければOKですが、汗の酸が生地を傷めるので、麻パッドの上に専用の麻シーツを敷いていただくのがオススメです」
麻パッドは自宅で丸洗いできますが、シーツで覆ったほうが洗濯の回数が少なくてすみ、酸の影響も受けにくいため、長持ちします。
上質な眠りには麻パッドの下にキャメルの敷き布団を
「さらにこだわる方は、頭もムレやすいのでピローケースも麻に替え、掛け布団は通気性の良いガーゼケットをお使いいただくと良いでしょう。また、麻パッドの下には吸湿性・放湿性に優れたキャメルの敷き布団をお使いいただくと、より快適です」
せっかく麻パッドがサラサラ気持ちよくても、その下の敷き布団がジメジメしていては、快適度はダウンしてしまいます。
「キャメル敷き布団の毛は、寒暖の激しいモンゴルで育った貴重なフタコブラクダの長毛を使っています。キャメルの毛は多孔質機構(中身が空洞)になっているため、保温性が高く、冬寝具としても適しているのですが、毛質がとてもドライで、吸湿性・放湿性に優れているため、夏用寝具としても最適なのです。放湿性は羊毛の約2倍もあるといわれていて、冬はあったか、夏はジメジメせずに使える、とても優秀な寝具です」
「また、キャメル毛には羊毛のようなスケール(キューティクルのような形状)がないため毛が絡みにくく、へたりにくいため、弾力性が長持ちして、いつでもラクな姿勢で眠れるのも魅力です」
もちろん、羽毛同様、イワタ独自の「イオゾンα2」という加工が施されているため、不純物やニオイがまったくなく、とても清潔。表地は化学的な樹脂加工ではなく、独自の織り技術でナチュラルに保たれ、肌に優しいのも見逃せないポイント。
「織り目が細かいので中身が出てくることもなければダニの侵入もシャットアウト。でも、空気や水はしっかり通すので、いつでも快適に使えます」
夏になるといつも寝苦しくて眠れないという方は、ぜひ、イワタの夏寝具を使ってみてはいかがでしょうか。
イオゾンデルタ本麻パッド
シングル (100×205cm):34,650円(税込み)
セミダブル(120×205cm):42,000円(税込み)
ダブル (140×205cm):49,350円(税込み)
本麻シーツ
シングル (150×250cm):6,300円(税込み)
セミダブル(170×250cm):7,350円(税込み)
ダブル (190×250cm):8,400円(税込み)
キャメル敷パッド
シングル (3kg・100×200cm):47,250円(税込み)
セミダブル(3.6kg・120×200cm):59,850円(税込み)
ダブル (4.2kg・140×200cm):68,250円(税込み)